マーケットプレイスを使用した簡単な Mastodon サーバーの展開

近年、ユーザーはソフトウェア・サービスに分散型の選択肢を求めるようになってきています。オープンソースのソーシャルネットワークMastodonは、ニュースでも取り上げられ、ユーザーの需要が急増しています。

分散型プラットフォームを運営することは、ネットワークの所有者や中央管理者がいないことを意味し、その結果、すべてのユーザーに対して単一のマストドンサイトが存在するわけではありません。マストドンは独立して運営されるサーバーで構成され、興味や地理的な位置によってユーザーを引き付けたり、招待制のプライベートなソーシャルネットワークとして機能します。自分のサーバーをFediverse（普遍的な活動拠点に参加するすべてのウェブサイトの名前）に参加させることも、他のコミュニティから完全に隔離されたままにしておくことも可能です。 

最終的に、マストドンはユーザーが自分のソーシャルメディア体験をコントロールできるようにし、ユーザーのデータを商品化しない（できない）ようにしています。ユーザーとして、複数のサーバーに参加し、それぞれのフィードで何を見るかをコントロールすることができ、Mastodonは、その実装においてDiscord、そのUX/UIにおいてTwitterに匹敵するものとなっています。

マストドンサーバーのセットアップは長いマルチステップのプロセスが必要で、非開発者にとってサーバーの開始が非常に複雑になります。マストドンは現在、LinodeMarketplaceでご利用いただけますので、マストドンネットワークを簡単に設定し、数分でサーバーを開始することができます。

Linode上のMastodonサーバーのデプロイメント

1. Cloud Managerにログインするか、100ドルのクレジットが付いた無料のLinodeアカウントにサインアップすれば、すぐに使い始めることができます。
2. Marketplace に移動する。
3. Mastodonを選択します。
4. Mastodonのオプションを入力します。Mastodonサーバーのオーナーユーザー名とオーナーアカウントに関連するメールを作成し、オプションでシングルユーザーモードを有効にして、ユーザーがMastodonサーバーに参加できないようにします。詳しくはこちら
5. ご希望の地域とLinodeプランのサイズを選択してください。コンピュートインスタンスプランの選び方をご紹介します。
6. Linodeラベルを追加し、安全なルートパスワードを作成します。
7. Linodeを作成するを選択します。
8. コンピュートインスタンスのプロビジョニングが終了したら、Linodeにアクセスする手順に従ってください。

マストドンアプリのデプロイガイドを読んで、 Marketplace を 使ったアプリのデプロイについて詳しく学びましょう。 マストドンサーバーに簡単にアクセスできるようにしたい場合は、ドメイン名を追加することを強くお勧めします。LinodeDNS Manager でドメインを作成・管理する方法をご覧ください。

Mastodonはユーザーアカウント認証のためのメール送信にSMTPを使用することに注意してください。スパム対策のため、Linodeは2019年11月5日以降に作成された新しいアカウントについて、すべてのLinodeでポート25、465、587のアウトバウンド接続を制限しています。詳細については、Linodeで電子メールを送信するためのガイドを参照してください。

その他の Mastodon リソース
サーバーを立ち上げたら、Mastodon のドキュメントに移動して、サーバーのモデレーションアクションや ユーザープロファイルの設定について学んでください。