分散型クラウドコンピューティングとは、クラウドのリソースとサービスを分散させ、データソースまたはユーザーに物理的に近づけながら、一元的に管理する手法です。
この SlashData レポートは、Akamai が委託し、分散型クラウドの現状に対する認識と関心を調査したものです。この報告書にある調査結果は、50 か国以上のさまざまな業界から 700 人以上の専門開発者を対象に行われた調査に基づいたものとなります。重要なポイントは以下の通りです。
- 55% の開発者が、現在の開発段階ですでに何らかの形で分散型クラウドを使用している
- 現在分散型クラウドを使用している開発者の割合は北米の開発者の間で顕著(61%)
- 分散型クラウドの最大のメリットとしては、レイテンシーの低減(38%)によるユーザー体験の向上が挙げられます。また、その他にも、さまざまな地域で拡張できる柔軟性、(34%)、データ集約型アプリケーションの処理能力の向上(33%)といったメリットもユーザー体験の向上に寄与しています。